キャットフードを選ぶ時に気にしてほしいのが”安全性”についてです。
今ではたくさんのキャットフードが売られていますが、安さ重視で選んでいると猫ちゃんの健康を損なう恐れがあります。
人が食べるものは危険性がないか国がしっかりチェックしていますが、キャットフードに関しては法律がゆるく、人間が食べてはいけない基準の物が含まれている可能性があるのです。
そこで今回は、安全なキャットフードの選び方について詳しくご紹介いたします。
猫ちゃんの健康を気にするのなら、毎日食べさせるフードはしっかり選んでくださいね。
キャットフードを選ぶ時に大事な安全性について!

先ほども話しましたが、キャットフードを販売する法律基準はゆるく、危険な食材や添加物が含まれている可能性があります。
実際にアメリカで起こった話で、2007年に汚染されたペットフードを食べた犬や猫が3,000匹以上死んでしまう事件が起こりました。
これは国(中国)がペットフードの原材料の安全基準を定めていなかったため、このような事件が起こってしまったのです。
こういったフードを選ばないためにも、飼い主がしっかり安全を見極めなければなりません。
では、安全なキャットフードを選ぶにはどうすればいいのか?その方法をご紹介いたします。
安全なキャットフードの選び方

では、安全なキャットフードの選び方を説明いたします。
下記の点に注意してキャットフードを選んでみて下さい。
- 人間でも食べれる食材か?
- 危険な添加物は使われていないか?
- 穀物不使用・または穀物が少なめか?
- 生産されている国の確認
では1つ1つ説明していきます。
人間でも食べれる食材か?
安全なキャットフードと言うのは、人間でも食べれる食材が使われています。
「ヒューマングレード」とも呼ばれており、これを見極めるにはキャットフードを販売している会社の公式ページを確認してください。
安全なキャットフードの多くは、人間でも食べれる食材で作られており、メーカーはそれをしっかり告知しています。(製品のパッケージにも記載されていることが多いです。)
危険な添加物は使われていないか?
人間の食べ物に使ってはいけない添加物でも、キャットフードには使われている可能性があります。
全ての添加物がダメなわけではないですが、できるだけ少ない物を選ぶか無添加のキャットフードを選ぶようにしましょう。
危険性のある添加物で有名なのが「エトキシキン・BHA・BHT・亜硝酸ナトリウム・プロピレングリコール・没食子酸プロピル」になります。
詳しくは「キャットフードに含まれる危険な添加物」をご覧ください。
タンパク質が多く穀物不使用・または少ないか?
猫は肉食動物なので、基本は肉(タンパク質)の栄養が必要です。
安いキャットフードには穀物の使用が多く、これはキャットフードの価格を抑えるためで猫ちゃんの栄養・健康を考えて作られていません。
原材料は記載されている食材が多い順に書かれているので、肉や魚がメインのキャットフードを選ぶようにして下さい。
また、キャットフードによっては穀物が含まれていない物もあるので、そういった商品を選ぶのもおすすめです。
生産されている国の確認
最後に、生産されている国もしっかりチェックして下さい。
文頭でお話した「2007年のペットフード大量リコール事件」は、中国産のフードが原因でした。
ですので、中国産のキャットフードはおすすめしません。また、韓国産も同じく危険性が高いので買わない方がいいです。
人間の食べ物にしても安全基準が低い国なので、ペットフードに対する安全性など配慮されていないと思ってください。
おすすめの生産国はヨーロッパやドイツ、アメリカやカナダも比較的ペットの安全を考えており、生産国としては問題ないと思います。
ちなみに日本産のフードは少し疑った方がいいです。
キャットフードを作る最後の工程が日本なら「日本産」と記載していいので、材料や生産の詳しい背景が分からないフードは選ばないようにして下さい。
詳しくはこちらを参考に⇒「国産キャットフードだから安全?それは違います!」
ドライフード(カリカリ)とウェットフード(猫缶)、どっちを選ぶべき?

ドライフードとウェットフードなのですが、どちらにもメリット・デメリットがあり、一概にこっちが良いとは言えません。
では、どういったメリット・デメリットがあるのか?簡単に比較してみました。
ドライフード | ウェットフード | |
保存期間 | 長い | 短い |
コスト | 安め | 高め |
歯石のつきやすさ | つきにくい | つきやすい |
放置 | しやすい | しにくい |
必要な栄養 | 摂りやすい | 摂りにくい |
添加物 | 多くなりがち | 少なめ |
水分不足 | なりやすい | なりにくい |
保存期間・・・ドライフードは1ヶ月くらいなら平気ですが、ウェットフードは1日くらいしか持ちません。
コスト・・・ドライフードの方が比較的安くなります。
歯石のつきやすさ・・・ウェットフードは歯石がつきやすいので、歯周病の原因になりやすいです。
放置・・・ドライフードは一度に全部食べなくてもしばらく放置しておけますが、ウェットフードは痛みやすいので、長い時間放置できません。
必要な栄養・・・ドライフードは少量で必要な栄養を補えますが、ウェットフードは多めに食べなければ栄養不足になる心配があります。
水分不足・・・猫ちゃんはあまり水を飲まない動物なので、ドライフードだと水分不足による病気のリスクが高まります。(水をたくさん飲ませるようにすれば問題ありません。)
添加物・・・ドライフードの方が添加物が多く使われる場合が多いです。
ドライとウェットどちらがおすすめ?
個人的にはドライフードがおすすめですが、ウェットフードが好きな猫ちゃんも多いので、ウェット中心にしても問題ありません。
ウェットフードの場合、必要な栄養を補うには多めの量が必要になるのですが、猫ちゃんはあまりたくさん食べないので栄養不足になる心配があります。
その場合はドライと混ぜで食べさせてあげましょう。そうすれば必要な栄養も補いやすいです。
また、どちらのタイプも「総合栄養食」と書いてあるフードを選ぶようにして下さい。
総合栄養食とは、猫ちゃんに必要な栄養がバランスよく含まれているフードになります。
子猫・成猫・シニア・肥満、目的別キャットフードの選び方

子猫・成猫・シニア・肥満、それぞれの猫ちゃんによってキャットフードの選び方が変わってきます。
子猫は成猫より3倍のカロリーが必要ですし、シニア猫は運動量の低下からカロリーが低めのフードを、肥満猫も体重を抑えるためカロリー低めのキャットフードを選ぶようにしましょう。
では、実際どんなキャットフードを選べば良いのか?下記におすすめのドライフードを紹介しますので、参考にして下さい。
子猫や成猫におすすめのキャットフード
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商品名 | カナガン | ジャガー | オリジン |
カロリー/100g | 390kcal | 384kcal | 406kcal |
購入サイト | 公式サイト |
公式サイト |
公式サイト![]() |
カナガン・ジャガー・オリジンは、プレミアムキャットフードと呼ばれている猫ちゃんの安全に配慮したフードです。
原材料は人間が食べれる食材を使用、生産管理の徹底、猫ちゃんの安全・健康を考えて作られています。
成猫・子猫のどちらにも対応していて、子猫の場合は供給量を増やして食べさせてください。(公式ページに供給量の目安がかかれています。)
子猫は生後3週間以降から固形物を食べられるようになりますが、最初のうちはお湯でふやかしてください。(固くて食べられない場合があるため)
また、子猫の内に色々なフードを食べさせておくことで、大人になってからの好き嫌いが少なくなる傾向があるので、色々な種類の食べ物をあげるようにしましょう。
シニアや太りすぎの猫におすすめの低脂肪キャットフード
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商品名 | シンプリー | ナチュラルバランス | アズミラ |
カロリー/100g | 380kcal | 329kcal | 342kcal |
購入サイト | 公式サイト![]() |
アマゾン | アマゾン |
購入サイト | 楽天![]() |
楽天![]() |
シンプリー・ナチュラルバランス・アズミラは、カロリーが低めなので、シニアや肥満猫ちゃんのフードとしておすすめです。
猫ちゃんが太りすぎている場合、心臓の負担・腫瘍・皮膚病・生殖器の疾患・ウィルスの感染率上昇・高脂血症などの病気リスクが高まる原因となります。
肥満を解消するには食事の量をコントロールしたり、飼い主が一緒に遊んであげるなど運動量を増やしてダイエットさせてください。
次にシニア猫ちゃんなのですが、大体約7歳くらいからシニアと呼ばれるようになります。(人間の年齢にすると44歳くらい)
人間も40歳を過ぎてからは体に何かしらの老いを感じるように、猫ちゃんも同じく老化し始めるので、カロリーや栄養を調整していく事が大事です。
歳を取ると代謝が悪くなり太りやすくなるので、先ほど紹介した低カロリーのフードに切り替えないと肥満になりやすく、様々な病気リスクが高まるので注意して下さい。
まとめ
キャットフードの選び方をまとめると、まず安全なフードを選ぶこと、次に年齢や体系に合わせたカロリーを与えることが大切になってきます。
猫ちゃんの健康を維持するにはやはり食事が大切なので、飼い主がしっかり吟味してフードを選んであげましょう!
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