最近、猫の手作りフードの本を読んだり、猫の栄養学を学んでいる人に話を聞いたりしているのですが、危険な食材って意外と少ないことが分かりました。
たくさん食べない方がいいだけであって、実際はそこまで問題ない食材も多いので、今回は「危険な食材」「たくさん食べさせない方がいい食材」などを紹介したいと思います。
猫の生死に関わる可能性が高い危険な食べ物

一番危ないとされているのが「ジャガイモの芽」だそうです。
ジャガイモの芽にはソラニンという毒素があり、これは人が食べても吐き気や下痢などの症状を起こします。猫ちゃんの場合は生死に関わる可能性があるので、食べさせないように!
猫の生死に関わる場合がある食べ物
良く聞くネギ類(タマネギやニラetc)は、貧血を起こす可能性があるので食べさせない方がいい食材です。
また、ネギ類のエキス(例えばスープなど)が入っていてもダメなので覚えておいてください。
健康被害につながる可能性がある食べ物

- チョコレート
- 尖った骨
- 香辛料
- ブドウ・干しブドウ
- ナッツ類
- 牛乳(下痢しやすい)
上記の食材も何かしらの症状が出る場合があるため、基本は食べさせない方がいいです。
牛乳は猫ちゃんによって下痢をする場合がありますが、下痢しないなら飲んでもかまいません。
あと、お茶やコーヒーなどカフェインが含まれている飲み物やアルコールもNGです。(基本飲まないと思いますが・・・)
基本問題ないがあまり食べさせない方がいい食材

- 生卵
- アワビ・サザエ
- 生のイカやタコ
上記の食材は食べさせても問題ないですが、食べ過ぎると健康を損なう可能性があります。
1週間に1回など、たまに食べさせる分には問題ないのですが、体調が悪い時は避けてください。
ここまでの食べ物をまとめると
- ジャガイモの芽
- ネギ類
- チョコレート
- 尖った骨
- 香辛料
- ブドウ・干しブドウ
- ナッツ類
- 牛乳(下痢しやすい)
- お茶やコーヒー
- アルコール
- 生卵
- アワビ・サザエ
- 生のイカやタコ
以上の食材・飲み物だけ覚えておいてください。
あとは「塩分が濃い食べ物」「甘い食べ物」も食べさせないようにしましょう。
塩分が濃いとその分水を飲んでくれるので問題ないのですが、できるだけ控えた方が良いです。(基本しょっぱいと食べないことが多い)
あと、甘い物は虫歯になりやすくなるので食べさせないこと!
その他、添加物が含まれるハムやソーセージ、着色料が使われているかまぼこなど、加工品も避けましょう。
「素材のまま食べれる物だけ」と覚えておけば簡単だと思います。
では次に、世間では「猫に食べさせてはいけない」と言われているが、別に問題ない食材を紹介します。
猫に危険と言われているが、別に問題ない食べ物

鰹節
塩分が含まれてるからダメと言われたりしていますが、水分を摂取できていれば問題ありません。
煮干しや海苔
マグネシウムが多いと言われる食材ですが、こちらも水分を摂取できていれば問題ないです。
穀物
ご飯やトウモロコシなどの穀物(炭水化物)は、猫の健康に悪いと言われていることが多いですが、食事のメインにしなければ全く問題ない食材です。
食べさせる場合は、食事全体の2割までならOK。
安いキャットフードは穀物の割合が多いので、栄養バランスがしっかりしている「プレミアムキャットフード」を食べさせてあげて下さいね。
青魚
あじ・いわし・サバなどの青魚をたくさん食べると、黄色脂肪症(イエローファット)という病気にかかる場合があるのですが、毎日食べさせなければ大丈夫です。
手作りする場合は、大体ですが週の半分くらいまでに抑えておきましょう。
アボカト
「食べると死に至る場合がある」と書かれていることもありますが、多量でなければ問題ない食材です。
実際に手作りフードで食べさせている方もいますし、特に問題ないですが、積極的に食べさせる食材でもないです。
まとめ
「人間が食べる物は与えてはいけない」と言う、間違った認識も広まっていますが、先ほど紹介した食べ物以外なら基本大丈夫です。
今回紹介した食べ物は、猫の手作りフードに書かれている本を参考に紹介しました。(あとは手作りしている友人にも話を聞いています。)
▼参考の本はこちら
手作りフードに挑戦したい方には特におすすめの本なので、気になる方は買ってみてください。(図書館で貸出している所もあります)
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