安いキャットフードを探すと2kgで500円とか、とんでもない激安の商品があります。
こんだけ安いと飼い主としては嬉しいですが、猫ちゃんの健康を考えるなら食べさせない方がいいですよ。
なんせ500円で販売出来ちゃうのですから、まともな食材が入っているわけないですし、猫の健康に関してもあまり考えて作られていないからです。
では今回は、ある激安キャットフードを1つ紹介し、その中身を私なりに指摘したいと思います。
激安キャットフードは危険がいっぱい!

楽天とアマゾンで安いキャットフードを探していたら「カルカンドライ まぐろと野菜」というドライフードを見つけました。
そこで最安値を調べて見ると、驚きの2kgで税込598円!送料は別ですが、かなりの激安キャットフードです。(詳細はこちら⇒楽天とアマゾン)
では、気になる原材料はこちら▼
色々と指摘したい所があるので、それらを1つ1つ説明していきます。
原材料で一番多く含まれているのが穀物なのがダメ!
安いキャットフードでありがちなのが「穀物の多さ」です。
猫にとって穀物の栄養はあまり必要でなく、含まれていても1割~2割が理想的な割合になります。
カルカンのフードには原材料の配分が書かれていないので詳しい割合は分かりませんが、原材料の先頭に穀物が書かれているので結構多いと思います。
ちなみに、猫に理想的な原材料のバランスは
- 肉や魚が8割~6割
- 野菜が1割~2割
- 穀物が1割~2割
となります。
今回紹介している激安キャットフードだと
- 肉や魚が3割
- 野菜が1割
- 穀物が6割
大体ですが、こんな感じだと思います。
とりあえず栄養バランスが悪いキャットフードです。
どこ産のチキンを使っているのかが怖い
キャットフードには材料の原産国を表記する義務はないので、カルカンのチキンがどんなチキンなのか全く分かりません。
もしかしたら、スーパーの廃棄処分・病気で死んだ鶏・腐った鶏など、人間が食べるに値しないチキンが入っている可能性があります。
猫の体に悪い添加物が使われている
原材料には沢山の添加物が含まれており、中でもBHAやBHTは発がん性の危険もあると言われている成分です。
他にもソルビン酸Kや着色料なども使われていて、カルカンは悪い添加物が多く目につきます。
良いキャットフードだとこれらの添加物は一切使わず、無添加の商品ばかりなので安心です。
キャットフードに使われる悪い添加物については、こちらの記事にまとめてあります。⇒キャットフードに含まれる危険?な添加物
生産工場の衛生管理がしっかりしているのか?
キャットフードを作っている生産工場の衛生管理がしっかりしているのかも大切です!しかし、カルカンはどのような工場で作っているのか不明でした。
また、原産国はタイとなっていますが、原産国の記載は「最後の工程を行った国を明記すればOK」なので、パック詰めだけタイで行い、生産のほとんどを中国で行っている可能性もあります。
では、ここまでをまとめてみると
- 穀物が多すぎ!ネコには肉や魚を多くしなきゃダメ
- 使っている原材料の安全性が不透明
- 悪い添加物使いすぎ
- 生産工場の衛生管理などが不透明
こんな感じです。
ちなみにカルカンの良い所は「価格」と「食いつきの良さ」です。
ネットで口コミを調べていると、「安くて食い付きが良い」と言う口コミが多く、評価も5点満点中「4点」以上と高評価!
人間も「美味しいと思うものは体に悪い」なんて言われるように、猫のエサも同じなのかもしれませんね・・・。
まとめ
激安キャットフードの悪い所を紹介しましたが、どうでしたか?
2kgで598円は魅力的ですが、たぶん原材料は最悪なんだと思います。
色々なキャットフードにまつわる本を読んでいるのですが、「とうもろこし」と書かれていれば当然「身」を想像しますよね?しかし、実際はヒゲや芯しか入っていない何て事もあるようです。
ペットフードの法律はまだまだ基準がゆるいので、今回紹介したような商品は個人的におすすめしません。
猫ちゃんの健康を考えるのなら、もっと安心できるキャットフードを選んでほしいですね。
安全性の高いキャットフードはこちらを参考に⇒「安全性が高いおすすめのプレミアムキャットフード一覧」
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