猫の尿路結石症(尿石症)の原因と予防・治療におすすめのキャットフードを紹介!

猫 尿路結石

尿路結石症(尿石症)とは尿をつくり排泄する器官に結石ができる病気で、尿がうまく排出できなくなると最悪死に至ります。

他にも膀胱炎や尿道閉塞・急性腎不全などを引き起こすことがあるので、早めに改善してあげなくてはなりません。

今回は尿石症になってしまう原因・予防法・改善方法についてまとめました。

尿石症におすすめのキャットフードもいくつか紹介しますので、参考にして頂ければと思います。

尿路結石症(尿石症)になってしまう原因

尿路結石症(尿石症)になってしまう原因

尿石症には尿のpHがアルカリ性に傾き過ぎるとできる「ストラバイト尿石症」と、逆にpHが酸性に傾き過ぎるとできる「シュウ酸カルシウム尿石症」があります。

どちらも偏った食事が原因と言われていますが、それよりも水分摂取量が少ない事の方が問題だとされています。

ストラバイト尿石症(pHがアルカリ性に傾くことで発症)

「ストラバイト尿石症」は食べ物による原因が多く、キャットフードに含まれるマグネシウムの含有量が0.15%~1.0%だと、発生率が高くなると言う報告があります。

また、遺伝や体質によってもできやすかったりします。

改善方法は、pHをコントロールするフードを食べさせると言うのが一般的ですが、それよりも水分をしっかり摂取させることの方が重要です。※あとで詳しく説明します。

また、感染症が原因の「尿路感染症ストラバイト尿石症」もあり、尿路の中にアルカリ性にする成分を出す菌がいることが問題で、この場合は薬による治療を行い改善していきます。

シュウ酸カルシウム尿石症(pHが酸性に傾くことで発症)

尿のpHが酸性に傾き過ぎるとできる「シュウ酸カルシウム尿石症」は、1980年には2%、2007年には41%にまで増えた病気です。

これはストラバイト尿石症を予防するフードが広まったのが原因だと言われています。

一度「シュウ酸カルシウム尿石症」になると、食事による改善ができず手術をして結石を取り除くしかありません。

一番の予防法は、やはり水分摂取をしっかりさせることが重要となります。

尿石症を防ぐ水分摂取の重要性

尿石症を防ぐ水分摂取の重要性

どちらの尿石症も水分をしっかり摂っていれば、かかるリスクはグッと減ります。

尿石症ができるメカニズムを簡単に説明すると、濃度の濃いオシッコ(pHの偏り)が結石を作ってしまうので、水を飲み濃度を薄くすれば結石ができにくくなります。

例えば、水の中に少量の塩を入れても溶けてしまいますが、塩をたくさん入れれば水に溶けずそのまま残りますよね?

これと同じ原理で、水をしっかり飲めば尿石症になるリスクは防げるのです。

ドライフードの場合は特に水を飲ませてあげること!

ドライフードは水分が10%以下しか含まれていないので、尿石症になるリスクが高いと言われています。

もし可能なら、ドライフードにぬるま湯を足して食べさせて下さい。

猫ちゃんに水を飲ませる工夫は、こちらの記事を参考に⇒「猫が水を飲まない時に試してほしい7つの対策方法

※ウェットフードの場合も、可能ならぬるま湯を足して食べさせてください。

尿石症におすすめの食事!

尿石症におすすめの食事!

尿石症の予防や改善には「水を飲ませることが大事」なので、水そのものだけでなく、食事からも摂取させるのがおすすめです!

ウェットフードも良いですが、一番おすすめの食事は「手作りフード」になります。

手作りなら水分たっぷりの食事を作れるので、尿石症の予防や改善に高い効果を発揮しますが「どうやって作ればいいのか分からない・難しそう」と思う方も多いと思います。

そこで1つおすすめの本を紹介したいと思います。それがこちら▼

愛猫のための症状・目的別栄養事典

猫に必要な栄養や簡単な手作りレシピが載っている本です。

「尿石症に悩んでいた猫ちゃんに手作りフードを食べさせたら改善した!」と言う方のレシピなども掲載されています。

毎日手作りするのは大変なので、1日1食だけ手作りにしてみてはどうでしょうか?

尿石症におすすめの療法食

尿石症におすすめの食事!

尿石症になってしまった猫ちゃんのために、療法食を出しているメーカーがいくつかありますが、多くの飼い主は「ヒルズ」か「ロイヤルカナン」を食べさせていると思います。

動物病院でおすすめされるのが「ヒルズ」と「ロイヤルカナン」なのですが、この2社はペットの食事と病気に関して研究しており多くのデータを元に療法食を作っています。

なので、動物病院で紹介される事が多いみたいですね。

ただ、この2社の療法食が必ずしも良いわけでなく、猫ちゃんによって合わない場合もあります。尿石症の改善は、獣医さんと相談し尿のpHを計りながら適切なフードを探してください。

では、ヒルズとロイヤルカナンの療法食、また、その他のメーカーもいくつか紹介しますので参考にしてください。

Hills(ヒルズ)の療法食フード

Hills(ヒルズ)の療法食フード

ヒルズの療法食は3種類あり、症状の重さで食べさせるフードが変わってきます。

  • s/d ストルバイト尿石溶解時の食事療法
  • c/d FLUTD(猫下部尿路疾患)の食事療法
  • w/d 体重管理・糖尿病・消化器病の食事療法

s/d ストルバイト尿石溶解時の食事療法

s/dは結石を溶かす療法食で、症状がひどい場合に食べさせるフードです。初期給与期間(2~3ヶ月間)が経過した後は、c/dかw/dへ移行してください。(ストルバイト用で長期給与によりシュウ酸カルシウムになる可能性があります。)

楽天 / アマゾンで購入が可能

c/d FLUTD(猫下部尿路疾患)の食事療法

c/dも結石を溶かす療法食ですが、s/dほど強くなく重傷でない場合はこちらを食べさせます。長期にわたって食べさせることが可能な維持食。(ストルバイトやシュウ酸カルシウムの予防として対応)

楽天 / アマゾンで購入が可能

w/d 体重管理・糖尿病・消化器病の食事療法

w/dは尿石症の予防を目的とし、糖尿病や肥満・腸の健康を維持するフードです。(ストルバイトやシュウ酸カルシウムの予防として対応)

楽天 / アマゾンで購入が可能

ロイヤルカナン pHコントロール療法食フード

ロイヤルカナン pHコントロール療法食フード

ロイカナからは9種類の療法食フードが販売されています。それぞれどう違うのかを簡単に説明しますのでご覧ください。

  • pHコントロール0 ドライ
  • pHコントロール1 ドライ
  • pHコントロール1 ドライ(フィッシュテイスト)
  • pHコントロール2 ドライ
  • pHコントロール2 ドライ(フィッシュテイスト)
  • pHコントロール オルファクトリー ドライ
  • pHコントロール ライト ドライ
  • pHコントロール ウェット パウチ
  • pHコントロール ウェット パウチ(フィッシュテイスト)

※フィッシュテイストは主に味の違い

pHコントロール0 ドライ

ドライフード製品の中でストルバイトの溶解能力が最も高いフードになります。シュウ酸カルシウムの予防能力もありますが、獣医と相談したうえで与えてください。

尿石症完治までを目的としたフードで、基本は短期的に与える療法食です。

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pHコントロール1 ドライ

3歳までのオス、7歳までのメスにおすすめで、シュウ酸カルシウムにも対応していますが、ストルバイトの方がやや出来にくくなる療法食です。

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pHコントロール2 ドライ

3歳過ぎのオス、7歳過ぎのメスにおすすめで、ストルバイトにも対応していますが、シュウ酸カルシウムの方がやや出来にくくなる療法食です。

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pHコントロール オルファクトリー ドライ

嗜好性を高くしカロリーも抑えた療法食で、1と2よりもやや0に近めのフードです。味にうるさい猫ちゃんにはコレがおすすめ。

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pHコントロール ライト ドライ

カロリーを抑え、高タンパク質・低脂肪・高食物繊維となる療法食で、1と2の中間に位置するフードです。太り気味の猫ちゃんにおすすめ。

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pHコントロール ウェット パウチ

ドライ製品よりも高機能(特にシュウ酸カルシウム)で、特発性膀胱炎に最適な療法食です。水を飲まない猫ちゃんには、ドライよりウェットフードを食べさせた方が尿石症にかかりにくくなります。

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▼pHコントロール参考画像

pHコントロール

画像引用サイト:http://aivetfuji.blog52.fc2.com/blog-entry-1115.html

猫ちゃんの体質により選ぶ療法食がことなるので、獣医と相談して与えてください。

 アニモンダ  インテグラプロテクト

アニモンダ インテグラプロテクト

アニモンダのインテグラプロテクト「Harnsteine pHバランス」シリーズは、尿のpHを6.5~6.8に維持することで「ストルバイト」や「シュウ酸カルシウム」を予防するフードです。

アニモンダはドイツで生産されており、ペットフードの安全基準が高いとして人気がありますが、尿石症の改善ではなく、維持食としておすすめのフードです。(ドライとウェットの2種類有)

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スペシフィック 猫用療法食

スペシフィック 猫用療法食

ストルバイト結石がある猫ちゃんには「低pHスターター」を与えて、結石を溶かしていきます。基本は短期給与で、ストルバイト以外の尿石症には使えません。

結石が溶けてからは「低pHメンテナンス」に切り替えてください。ストルバイトだけでなくシュウ酸カルシウムも出来にくくします。

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ドクターズケア 療法食

ドクターズケア 療法食

ストルバイト結石がある猫ちゃんには「ストルバイトケア スターター」を与えて、結石を溶かしていきます。(基本は短期給与)

太り気味の猫ちゃんの治療や再発防止には「ストルバイトケア ライト」。再発防止だけの場合は「ストルバイトケア 」が対応となります。

※全てストルバイト以外の尿石症には使えません。

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尿石症になった猫にプレミアムキャットフードは食べさせていいの?

プレミアムキャットフード

「ヒルズやロイヤルカナンは、原材料や添加物の安全性が気になるから食べさせたくない!できればプレミアムキャットフードが良いのだけど?」と、思われる方も多いと思います。

確かにヒルズやロイカナの中身が良いとは言えませんが、尿石症にかかってしまった猫ちゃんには、まず療法食で改善させた方が良いです。

尿石症が改善してからプレミアムキャットフードを食べさせるのは良いと思いますが、その場合でもしっかり水を飲ませる工夫と、定期的な健診を行ってください。

猫ちゃんによっては尿石症になりやすい子もいるので、そういった子にはヒルズやロイカナの維持食の方が良い場合もあります。

プレミアムキャットフードは「おすすめのキャットフード」記事で紹介しています。

まとめ

尿石症を予防&改善させるために共通する事は、まず「水をたくさん飲ませること」が大切です。

そしてpHの数値を正常にするフードを食べさせなくてはいけませんが、これは獣医さんと一緒に行ってください。

pH検査をしながらでないと、どれが猫ちゃんに合うのか分からないので、自己判断だけで行うのは危険です。

療法食を購入するのはネットの方が安いですが、どれを食べさせるかは慎重に選んで下さいね。

おすすめキャットフード

カナガンキャットフード

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